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ずいぶんと日を置いてしまいました。ごめんなさい、ごめんください、畑中です。先日、といっても2週前の話になりますが、ニブロールの新作公演『スモール・アイランド』を観たのでそれについてのメモ。 -------------------- 11月23日(日) ニブロール『スモール・アイランド』at 横浜ZAIM ■公演の前半は2つの部屋にて同時並行で展開される30分間のパフォーマンス。6人のダンサーが各々のタイミングで2つの部屋を行き来する。観客も自分の気分次第で自由に移動。 ■後半は大きな部屋へ移動して1時間のパフォーマンス。定点、部屋の行き来なし。途中で生演奏加わる。 ■複数の部屋を行き来するダンス、という構成はニブロールがいつも気にしている『境界線』(これはテーマそのものにもなることもあれば、振り付けをつくるときのイメージの根源でもあるような気がしてならない)から発想したのだということは『スモール・アイランド』というタイトルからしても一目瞭然だけれど、部屋と部屋の境界線=人と人との境界線という意を含んでいるこのテマティズムな構成が実際のところ成功しているとは思えなかったのは、ダンサー(または観客)が移動することに意識が傾き、踊ること(または観ること)に対する集中力が切れ、緊張状態を維持できていないことが原因なのではないか。 ■そうは言ってもやはり矢内原さんのダンスは面白い。特に後半、大きな部屋に移動してからは、あまりにも痛々しいシーン(今回に限るのか、いつもこうなっていたのに気がつかなかっただけなのか近くで見ると驚くほどヴァイオレンスな振付け!)で胸が張り裂けそうになり、というかすっかり張り裂け、あれあれ、ほろほろ、まったく予期せず号泣。 ■SとN或いはSとMでもいいんだけど、観客と舞台の向こうのダンサーたちとの間でなにかがひっくり返る瞬間があった。これについてはまたいつか書こう。 ■SとMで思い出したけど矢内原さんは絶対にサドだと思う(舞台を作る人として)。これについてもまたいつか。 畑中
by critique_gips
| 2008-12-07 02:16
| 大体アラザルが毎日批評
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