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■紀伊國屋から出ているDVDはとてもよいものだが、値段もとてもよいものだし、ツタヤには置いていないので、たいへん悶え苦しむのであるけれども、廃盤になっていた大島渚の「ATG」時代のボックスの刊行が始まり、はじまったかぎりは長篇以外もフィルムが残っている総てのドキュメンタリも『私はベレット』も『小さな冒険旅行』も収録してくれることを強く望むわけだが、まずこの第一巻には『飼育』、『絞死刑』、大好きな『忍者武芸帳』の三本を収めていて、カネはないのだが、このシリーズだけはどうしても欲しいので、カネはないながら四苦八苦して迷わず買ったのだが、お客さまのなかに大島渚の映画をごらんになったことのないかたはおられますでしょうか?と、スチュワーデスのコスプレのハイジャック犯、綾瀬はるかから訊ねられたときに射殺されないためにも、此処で私が云いたいことは、あなたも絶対にみたほうがいいですよ、このボックスは買って揃えるときっといいですよ、と云うことなのである。 ■大島渚の映画は、その映画の一本一本が、それぞれひとつの固有のジャンルを作っている。つまり、一本の映画がつくられるごとに、映画なるものの外枠がバンと弾けてグイッと押しひろげられているような映画なのだ。だからと云って大島渚の映画には、間口の狭い、いわゆる難解さは少しもない。とにかく、大島渚の映画は面白いのだ。 ■たいていのツタヤには、『太陽の墓場』や『日本春歌考』などはDVDで置いてあるはずなので、そのあたりから如何でしょうかね? ■マ、ぼかぁ持ってるから別にいいんですけど、と云うことではなくて、日本映画の天才のひとり、勅使河原宏のDVDがすぐに手に入らない、と云うのは、やっぱりどう考えたっておかしいのである。『利休』や『豪姫』のDVDが出ないのも、やっぱりおかしいのである。勅使河原の映画は『砂の女』や『他人の顔』だけでなく、短篇ドキュメンタリもめちゃめちゃいいからぜひみてよ!と、あなたに薦めても、あなたがそれを簡単にみることができなければ、少し、かなしいじゃないか。(西田博至)
by critique_gips
| 2008-12-01 00:00
| 大体アラザルが毎日批評
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