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あけましておめでとうございます。 今年もアラザルをよろしくお願いいたします。 さて、挨拶もそこそこに初投稿となる私ですが、申し遅れました、安東三と言います。はじめまして。先ほど初詣に行って、終夜運転で帰宅してきたところでございます。 なんかこのアラザルブログにおいては、みなさんご自身のルーツを辿るのがブームになっていて、すごく面白くて僕もやってみたいのですが、僕は特定の作品で語るにはとても乏しいものしか持ち合わせていないので、仕方なく90年代の思い出みたいなものを書こうかと思っています。が、途中で疲れたら寝るつもりです。 さて、僕は1984生まれです。だから1991年は小学一年生、96年は六年生、99年は中学三年生、と非常に分かりやすく対応しているわけです。初めて買ったCDは玉置浩二の『田園』、初めて単行本で買ったマンガは『ダイの大冒険』でした。特にそれらの作品に強い関心を示していたわけではありません。もちろん、今思い返すと上記の作品の良さもわかりますが、当時は「みんなCDとかマンガとか買ってるし、俺もなんか買うか」程度のものでした(本当に熱中していたのは恐竜で、恐竜図鑑だけはよく眺めていました)。 そんなぼーっとしていた僕なんですが、1995年、つまり小学五年生の冬、我が家にケーブルテレビが導入されました。NHKアンド大手民放局のテレビ、1・3・4・6・8・10・12のリモコンの右上にある「テレビ/ビデオ」を押すと、その裏には無数の専門チャンネル群が存在し、それぞれに奥深い、というか趣味に没入できる世界があることを知りました。つまりそれは、ある種の文化的「めばえ」でした。ちなみに僕の精通があったのもこの頃です。 僕が最初にはまったのは、スーパーチャンネル(現:スーパードラマTV)です。現在は『シックス・フィート・アンダー』や『ソプラノズ』など、アメリカで放映されたドラマを1クールか2クールぐらいですぐ吹き替えて追っかけるようなイケイケなチャンネルになっていますが、当時放映されていたのは、『特攻野郎Aチーム』『刑事コジャック』『白バイ野郎ジョン&パンチ』『スタートレック(カーク艦長やミスタースポックのやつ)』『プリズナー・ナンバーシックス』『かわいい魔女ジニー』『ミステリーゾーン(トワイライトゾーンのこと)』などなど。今でもすらすら出てきますが、ホントはちょうど僕の親世代がストライクだったみたいです。僕のトラウマになってしまった『プリズナー・ナンバーシックス』などは、オトナになったらDVDセット買おうと思っています。 次に来たのは、MTVです。主にアメリカで流行っている音楽をミュージックビデオつきで流すこの局には、DJならぬVJという存在が居て、彼らもまた当時の僕にとっては文化系アニキたちでした。今のVJたちはなんだか品がよくてMTVを愛している感じですけれども、その頃はもうちょっとガチなロックファンやヒップホップファンがVJをやっていて、彼らがチャート番組をやると「今週一位のバックストリートボーイズ、何がいいの?」みたいなことを平気で言っていたりしました。面白かったですね。 ある日、僕が学校から帰って今日も『スタートレック』を見ようと思ってチャンネルを回していたら、動く床の上で器用にくるくる踊る男性がいました。Jamiroquai『virtual insanity』のミュージックビデオでした。音楽そのものよりも、ひとつの映像作品としてそこまで完成度をあげている世界があることに、とってもびっくりした記憶があります。その後も、Aphex twinやbjorkなどのChris Cunninghamとか、beastyboysのSpike Jonzeとかを見て、恐れおののいたり笑い転げたりしたことを覚えています。ま、そういう監督名も後から覚えたわけですが。 さて、そんな風に洋楽の洗礼を受けた僕の中には、「洋楽=エライ」「J-pop=クソ」という見事に歪んだ価値観が形成されました。そして同時に、「1・3・4・6・8・10・12=つまらない」+「テレビ/ビデオ=面白い」→「情報量の少ないマイナーなものの方が面白い」という、これまた見事におかしな価値観が植えつけられました。このあたりに、僕自身の個人的なコンプレックスが加わったために、一昔前なら「サブカル」と呼ばれるようなイタ~イ自意識人間になったところがあります。 そこでおかしなことが起きます。洋楽が一番エライので、日本において評価できるのは、坂本龍一界隈など、世界規模で評価されてる人になってくる。坂本龍一が褒める人はとりあえず偉い。みたいな。もうここまで行くと信者なわけですが、まあその割りに村上龍読んだくらいで悦に入っていたり。当時の僕の行動の全てに「(笑)」がつきますね。 世界を相手にしてるヤツがエライ。世界と繋がるには、日本で頭張れる人じゃないと不可能。そう思っていた矢先、坂本病に掛かった僕を救うヒーローが現れたのです・・・。 さて、連載っぽくするんなら、この辺で一端区切るのがいいんじゃないですかねw。 もう空も明るくなってまいりました。今夜はこのくらいでおいとまします。おやすみなさい。 あ、そうだ。 みなさんにとって今年が良い一年となりますように。
by critique_gips
| 2009-01-01 06:48
| 大体アラザルが毎日批評
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